全然研げてなかった

顕微鏡がやってきた。
肉眼では分からない彫刻刀の刃先がどんなふうになっているのか、状態を知りたくて顕微鏡を購入した。
買ったのはこれ。レイメイ藤井の顕微鏡

60倍~120倍で刃先とか見られるのかな、と思ったけれど、画像付きで口コミを載せている人がいて、しっかり刃先が見られているようなので安心して買った。
実際に自分の目で見るとはっきり見えた。そして思っている以上に刃先の状態がガタガタだということも分かった。
新品の状態を知らないけど、はっきり分かる。
ギザギザしている。これは、へたくそな研ぎで刃先がダメになった状態だと思う。
なんだか彫刻刀に申し訳ない。
だけど研がないともっと刃先はボロボロになるし、研ぎ方も上達しない。
ど素人が最初に出会った刃物であることを不運に思ってくれ。とことんまで研いで実験してやんよ!

研ぎ方で大切なのは角度の保持だという。
素人だとどんなに角度を固定していているように思っても、動かしているうちにゆらゆらと動くようだ。
実際、私も角度を固定してたつもりだし、動かしているつもりはなかったけど、研げてなかったからね。

さて、研ぎ方がダメだったのは分かったけど、それからどうするか。本人は腕を動かしていないつもりなのに動いちゃってるんだから、直しようがない。どう直していいのか分からないのだから客観的に見てくれる人か、道具に頼らざるを得まい。
包丁を研ぐときに角度を保持するやつみたいなものがあるだろう、と検索したらこういう器具があった。

けれど、この手のもので口コミがいいものはない。
彫刻刀 治具 研ぎ
で検索してみると、自作されている方がちらほらいる。
機能としては販売しているものも自作しているものも同じで、刃を固定してベアリングでスムーズに前後に動かすもの。
角度を決めるのは自分なので、目からウロコのような完璧な治具はなかった。
それでも手作業で前後に振るより、器具を使った方が安定するのは確か。
あと、回転しないので平刀だけしか研げない。主に使用しているのは平刀なので助かるけれど、丸刃も研ぐ方法も考えないと。
とりあえず見たところ簡単な構造だし、作ってみることにした。
これから作ろうとする人がいるかもしれないので、作り方をメモ。

最終的にこんな形になる

必要な材料
・土台となる木。
・彫刻刀を挟むための木。厚めのゴムや鉄の板(蝶ネジが入る穴があれば)とかでもいい。
・車輪 ホームセンターで一番安いやつ二個60円ぐらいだった。
・蝶ネジ ホームセンターでM5って書かれたやつ。3本入って160円ぐらい。
・ナット ホームセンターでM5対応のものを。一個3円×2
蝶ネジとナットはM5でなくてもM4とかM6とか適当なやつでいい。大切なのは長さ。土台となる木と挟む木の厚みより長いものを。そうでないと締め付けができなくなる。

1.土台になる木の先端を研ぐ時に邪魔にならない程度に削る。きれいに削らなくても大丈夫。てきとうに。
2.土台となる木と挟む木に穴をあける。ドリルがないならネジ穴の開いてる鉄の板とか木とか探す。
3.土台の木に車輪をつける。
4.さきほどあけた穴に蝶ネジを通す。隙間に彫刻刀を通して、角度を調節し閉める。

以上!
なんとなーく写真のような形になってれば大丈夫。
とにかく彫刻刀が前後に研いでいる時に動かないこと。前後にスムーズに動くこと。それが大切。

この治具を使っても大変なのは、角度を決める事。砥石と刃物の角度を30度になるように、三角定規を当てて目測で決める。
完璧に30度なんて無理だとは思うけど、これ以上は無理ってぐらいがんばって角度を決める。

そうやって頑張って角度を決めて研いだら、平刀の刃先がガタガタじゃなくなったよ!

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